【コピペOK!】就活強者によるOB訪問の質問例を総まとめ

からはち(@kara_hachi)です。

就活の際に、情報収集をすると思いますが、その中でもOB訪問というのは、実際に希望の企業で働いている社員から生の情報を得られる良い機会です。

そして、「最良のOB訪問はどういうものでしょうか?」という質問の答えは、

インターネット上で拾えない情報をリアルな情報を引き出す」です。

そのため実際にメールでOB訪問のアポをとった後に考えるべき点というのは良質な質問リストの生成です。

今回はそのようにOB訪問で価値のある質問を引き出す質問をリスト化しましたので、就活生はぜひ参考にしてください。

質問例①:業界・会社などの全体的な内容

OB訪問する会社が業界内でどの位置に立っているのかというのは、ある程度はインターネット上の情報で知ることが出来ます。

そのため、この分野の質問の目的は【情報の確認】と【より深い業界内知識の引き出し】になります。

【最重要】

  • 御社の強みは××製品のシェアと品質が強みだと思っているのですが、○○さんの思う御社の強みと弱みを教えていただけるでしょうか?
  • 会社全体としての未来の目標として、どの分野に力を入れているのでしょうか?
  • ○○さんが思う御社の「あまりよくないな」と思う点はどこですか?

【重要】

  • 業界では御社と○○社がリーダー的な存在だと思うのですが、「これはやっぱり強いな~」と思う製品って何かありますか?理由も教えてもらえませんか?

【普通】

  • 口コミサイトで社内の風通しが良い(=悪い)とあったのですが、それは上司が怒鳴りつけてきたりするような風潮がないということでしょうか?
  • ・新卒は○○職と××職で採用があるのですが、○○職は○○を売るようなイメージがあるのですが、この仕事内容で認識はあっているでしょうか?

<NG質問>

  • 御社の社風を教えてください。
  • 御社のビジョンを教えてください。
  • 御社が成し遂げたいことはなんですか?
  • 御社の業務内容を教えてください。

気を付けるべき点

「業界・会社などの全体的な内容」を質問する場合の目的は前述した通り、【確認】と【より深い業界内知識の引き出し】になり、そのためにはいくつか気を付けるべき点があります。

  • ざっくりとした質問にはざっくりとした回答が返ってくる
  • 自分が本当に必要な情報以外の質問をしない
  • インターネット上ですぐに見つかる情報を質問しない

ざっくりとした質問をすると、「この学生は基本的なことを知らないなら、あまり深い話をしない方がわかりやすいかな」とOBが思うので、インターネット上にあるような最大公約数的ざっくり回答が返ってきます。

そのため「私はこう思っているのですが、これは合っていますか?」のような質問だとOB側も答えやすいのですし、答えの範囲をある程度、誘導することが出来ます。

また「会社のビジョン」や「業務内容」とかは会社のウェブサイトのトップページに書いてあることを聞いても全く意味がありませんが、

その会社の業界での立ち位置と、どの分野に力を入れているのかを知るのは、ESを書く際に最低限知っておかなければならない情報です。

そのため「絶対に外さないための【確認】」はもちろんのこと、ESや面接で少しでも「お!よく知っているな」と思ってもらうように深い情報を得られるように、具体的な質問を意識しましょう。

質問例②:給料や労働時間などの待遇&異動、転職のキャリアパス

就活で一番気になる部分が給料・労働時間・有給などの待遇の部分と異動や転職などのキャリアパスになるでしょう。

この情報も大まかにはインターネット上の口コミサイトなどで拾うことが出来ますが、情報が古かったり、出自不明な情報が載っていたりします。

特に給料に関しては、「○○会社 給料」と自分の会社を調べたのですが、感覚値が全く違いましたね。

就活や転職の記事というのは、各ウェブサイトがパクったり、リライトしており、最早、出自不明である場合が多いです。

給料だけではなく、有給取得のしやすさなどの待遇は実際に会社に入って、働かないとわかりません。

そのため、OB訪問で一番力を入れるべき質問というのは【実際の待遇】になります。

【最重要】

  • 口コミで給料が上がらないというのを見たのですが、○○さんの周りだと実際のところ、どんなペースで昇給されていますか?
  • 口コミで有給休暇を取りやすいと見たのですが、実際に有給休暇を取るのはどのような流れで取得するのでしょうか?
  • 仕事が忙しい時と、忙しくない時では、残業の時間はどれくらい違いますか?
  • 異動や転職は行いやすい雰囲気なのでしょうか?

【重要】

  • 御社から転職をする場合、○○さんの周りではどの会社に行く人が多いですか?
  • 入社前と入社後でイメージが違ったことはありますか?
  • 仕事は浮き沈みあると思うのですが、○○さんが辛いな~と感じた時はどのような時でしょうか?

【普通】

  • もしご存知だったら伺いたいのですが、出産や子育てをする場合、育児休暇や短時間勤務はとりやすいのでしょうか?復帰後も普通に働けるような雰囲気はあるのでしょうか?
  • 新卒は○○と××という職種を選べるのですが、○○さんが感じる部署間の雰囲気の違いはどのようなものがあるでしょうか?

<NG質問>

  • ○○さんの給料はいくらですか?
  • ○○さんは、週末はどのようにすごしていますか?
  • ○○さんのキャリアプランを教えてください。

-気を付けるべき点

【給料や労働時間などの待遇&異動、転職のキャリアパス】を質問するときに覚えておきたい点としては、非常に繊細な質問であるということです。

そのため、OBを不快にさせず、その上気分よく話してもらうために以下のことを気をつけましょう

  • あくまで第三者のケースを質問するような形にすること
  • OBと質問に関連性が薄そうな場合は「もしご存知だったら伺いたいのですが~」と枕詞を言う
  • より繊細な内容だったら、「答えられる範囲でよいのですが~」と枕詞をつける
  • OBの私生活などはなるべく触れない

繊細なトピックになるので、「○○さんの給料はいくらですか?」のような直接的に聞くのではなく、「○○さんの周りはどうですか?」のような第三者について話すような聞き方だとOBも答えやすいです。

またOBの私生活を質問すると、話が脱線する傾向があります。もちろん楽しい和やかな雰囲気は大事ですが、OB訪問は時間が限られているため、私生活の質問をするべきではないと思います。

そして、OBが男性だったり、ある程度年配の場合は、育児休暇などに関して詳しくない阿合も多いですし、年次が若い人の場合は上の出世ルートなどを知らない場合もあります。

そのような場合はOBの属性と親和性のある質問を選ぶ必要がありますし、親和性が低いけれど、聞きたい内容なら「ご存知だったら~」と枕詞を使う必要があります。

質問例③:ESや面談に関する質問

重要度としては、質問②と同じくらいだと思うのが、実際の選考に関する情報です。

OBが過去に受けた面接というのは言ってしまえば過去問です。

大学受験や定期テストなどをくぐり抜けた人はその重要性はわかりますよね?

【最重要】

  • ○○さんの場合は実際に内定をもらうまで何回面接しましたか?
  • お答えできる範囲で教えて頂きたいのですが、○○さんの場合はどのような面接内容でしたか?
  • このようなESを書いたのですが、この場で簡単に添削して頂けないでしょうか?

【重要】

  • ○○さんが就活の時に話した事故PRと志望動機を覚えていたら教えてもらえますか?
  • ○○さんが思う面接での「ここは抑えておきたい」という重要な部分というのはどのよう
  • な内容でしょう?
  • 面接ではこのような質問を用意したのですが、どのような印象を持ちますか?

【普通】

・私は自己PRと志望動機を話そうと思うのですが、○○さんが面接官だったら、どのような印象を持ちますか?

<NG質問>

特になし

-気を付けるべき点

ESや面接に関する情報は面接の過去問として重要だと言えるでしょう。

ただ、大学受験とは違いますし、下記のように気を付けるべき点があります。

・OBの入社した時と今では会社や採用フローの方針が違う可能性がある。

・OBがそもそも採用に知見がない場合がある

・最低限、ESの準備はする必要がある

・面接に進んでいる場合は、面接準備を終わらせておく必要がある

ここで最も重要なのは、ESや面接の準備などを予め完了する必要があるということです。

そのため就活初期にOB訪問をすると、このような質問を引き出すのは中々厳しいかもしれません。

またOBが就活した年と採用フローや体制が変わっていることもよくあります。

そのためあくまで参考として聞くのが大事ですね。

・私の所感

業界or会社、個人的なこと、選考と3つの質問グループと実際の質問例を書きました。

このような質問を見て感じると思うのですが、枕詞や聞き方で、情報の深さや範囲をある程度コントロールすることが出来ます。

「この質問リストをそのまま聞けばよい」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。

正直、OB訪問する人はほぼ準備しないですし、場合によってはOB自身のレベルがあまり高くない場合もあります。

そのため、自分の質問力で必要な情報をどのように引き出せるのか?ということを意識することが重要です。

だから私が挙げた質問達は枕詞も多く、基本的には話し言葉で書いているんですね。

総括すると、OB訪問をする際には、単に質問をするのではなく、自分が欲しい情報の深さ、範囲をある程度コントロールできるように、質問リストと聞き方を考えるべきってことですね。