【書類通過率80%?!】「職務経歴書って何?」という人へ!履歴書との違いと”成功する書き方”を大解説

からはち(@kara_hachi)です。

転職活動中に履歴書は用意していたのですが、採用担当者に「履歴書とは別に職務経歴書を提出してください」と言われ、「なんだそりゃ?」となって慌てて用意した経験があります。

一般的に書類選考の通過率は30%くらいと言われているのですが、

私の場合、全て「有名大企業」かつ「ほぼ未経験」にも関わらず書類選考通過率が80%を超えました。

今回は「職務経歴書って履歴書と何が違うの?」ということと「有名企業の書類選考を通過する職務経歴書の書き方」を説明していきます。

そもそも履歴書と職務経歴書の違いは何?

職務経歴書履歴書

そもそも履歴書と職務経歴書の違いは記入する項目です。

履歴書で一番重要なのは、【自己PR】と【志望動機】になります。

一方、職務経歴書で一番重要なのは、【詳細な仕事経験】です。

そもそも履歴書と職務経歴書という形は日本だけ

アメリカやヨーロッパではCVやresumeという形はありますが、基本的には簡単な経緯のみを書く場合が非常に多く、何か追加で言いたいことがあればカバーレターという形でガンガン自己PRしていくという形です。

どこで勤めたか、どのような職種についたのかまでは書きますが、【20XX年 XX月~XX月:〇〇会社のERP導入支援】のような細かい作業までは書きません。

履歴書と職務経歴書は被る部分が多い

履歴書に【自己PR】を書くのであれば、当然、今まで自分が何をしてきたか、どのスキルや経験が応募した会社に生かせるのかを記入する必要があります。

そうなると、個々のプロジェクトや経験のエピソードも書くことになるので、「職務経歴書と何が違うのか?」と思う人がいるかもしれません。

それで正解です。笑

正直、履歴書と職務経歴書を完全に分離して、記入するというのは不可能です。

だって、履歴書で「私は〇〇の経験があるので、御社に貢献できます!」と書いてあったところで、その○○の経験に紐づくエピソードがないと履歴書としての魅力は半減しますからね。

職務経歴書は履歴書の【自己PR】の【補足】

ここまでわかる人が多いと思うのですが、職務経歴書というのは、【履歴書の補足】のような意味合いを持ちます。

履歴書だと「私は○○というスキルがあります!」と書いてあった際に、採用担当者からすると「どのような経緯でそのスキルを身につけたのか、その練度は?」とより深掘りしたくなります。

その時に参考にするのが、「職務経歴書」に書かれている過去の仕事内容なんですよね。

例えば、履歴書では「Javaの開発を4年やっていました。」と書かれていますが、職務経歴書では【2010年XX月~XX月:○○会社でJavaを使ったERPの画面開発に作業者として従事。その際にJava Goldを取得】というようなより詳細な情報を記入します。

このように職務経歴書は履歴書の情報をドリルダウンした【補足】として作成しましょう。

職務経歴書に決まった形式はない

私も「職務経歴書 テンプレート」と検索しましたが、履歴書とは違い、職務経歴書のテンプレートって決まった形がありませんね。

もちろん、履歴書もデザインや形式が違うのもありますが、職務経歴書は項目レベルが違うので、中々迷います。

正直、どのテンプレートでも良いのですが、出来るなら

  • 詳細な仕事内容とその期間
  • 履歴書とあまり被らないようにする

という2点は抑えてほしいなと思います。

有名企業の書類選考を通過する”成功する職務経歴書”の書き方

ここまで読んでもらえれば、履歴書と職務経歴書の違いや、何の情報を乗せるべきか理解しているでしょう。

ここからは私が実際に転職の際に、意識した職務経歴書の書き方を説明します。

履歴書と職務経歴を詳しく書きすぎない

履歴書と職務経歴書は性質上、非常に内容が被りやすいです。

そのため、まずは「履歴書に書く内容と職務経歴書に書く内容をわけることを意識する」のが重要です。

気合を入れて、履歴書を書くと、自分の過去の仕事内容を書きすぎるんですよね。

だから、履歴書において、仕事内容は数字を使って簡潔に書きましょう。

「数字を使って、簡潔に・・・」という部分が非常に重要です。

簡潔に仕事内容を表そうとすると、ぼんやり書く人が多いんですよね。

例えば、「主にJavaで開発を行っていました。」ではなく、「4年間Javaを使って、ERPの画面開発を行っていました。」のように数字を使って、書く必要があります。

特に「3カ月で1億円を売り上げた」というような成果の部分は数字にしないと、採用側もそのスキルや経験の練度がわかりません。

つまり、履歴書には自己PRとそれに付随する仕事内容と成果を、数字を使って簡潔に表すということが重要になります。

職務経歴書には「どこで」「何を」「どのように」「どのような立場で」「どれくらいの期間で」を書こう!

職務経歴書に書くべき最低限の仕事内容は、期間詳細な仕事内容です。

期間は置いておいて、詳細な仕事内容というのは、

  • 「どこで」
  • 「何を」
  • 「どのように」
  • 「どのような立場で」
  • 「どれくらいの期間で」
  • 「何の成果があったのか」

を書く必要があります。詳細な仕事内容と言っても、ダラダラ長文を送る訳ではなく、プロジェクトや案件ごとにどのように携わり、どのようなアウトプットを出したかということを書く必要があるのです。

さっきの例だと、履歴書には「4年間Javaを使って、ERPの画面開発を行っていました。」と書きましたが、職務経歴書では

「2011年-2012年:○○銀行のERPアップグレード案件にITアーキテクトとしてインフラテストフェーズから参入。業務を通じて、ERPの挙動を理解する。」

みたいな感じですね。

自己PRに関連するように仕事内容を表現しよう

当たり前ですが、職務経歴書では嘘を言ってはいけません。

が、自己PRに合わせるように、職務経歴書の内容で強調したいことを述べましょう。

例えば、マネジメント能力をアピールしたい場合は、さっきの例ではJavaの技術をアピールするよりも「インフラテストチームの作業の進捗管理をした」というのが良いと思います。(例え、インフラテストチームがあなたを含めて2人しかいなくても嘘はついていないので。。。笑)

嘘をつかないなら表現力の範疇でしょうw

成長を感じさせるような職務経歴書にしよう

職歴が長い場合は、成長を感じることが出来る職務経歴書にしましょう。

社会人をやっているとわかりますが、同じような案件に刺さることって多いですよね。笑

その時に職務経歴書に書く「成果」が同じだと「成長していないのかな」と思われます。

そのため、同じような案件だった場合でも、職務経歴書上では成果に”差”をつけて、最近になればなるほど、成果が大きくなるような錯覚をつくるようにした方がよいでしょう。

職務経歴書の仕事内容は勤務先&案件ごと

過去に何社か渡り歩いており、経歴が長くなる場合は会社毎に職務経歴書をまとめましょう。

逆に勤務先が一つで職歴が10年も経っていない場合は、案件ごとに職務経歴書を書いて、賑わいを残した方がよいです。

職務経歴書は出来るなら、2枚以内で収めた方が、採用担当者も見やすいでしょう。

そのため、職歴の長さによって職務経歴書の項目の粒度を会社毎にするか、案件ごとにするか決める必要があります。

最後に・・・履歴書と職務経歴書の作成に寄せて。

最後に私が伝えたいのは、履歴書は「自分の情熱と応募職種へ最適であることを論理的に伝える」のが最重要である一方、職務経歴書では「履歴書の論理を裏付けるエビデンス(証拠)」のような意味合いがあるということです。

履歴書や職務経歴書はテンプレートがありますが、

それはあなたの魅力や経験を100%引き出せる訳ではありません。

ぜひ、色々と悩んであなたの魅力を100%伝えられる書類を作成してください。

その時にこの記事で私が書いた内容が参考になれば幸いです。笑