からはち(@kara_hachi)です。
「未経験で外資系大手企業のITコンサルタントになれるんですか?」と20代後半の方から問い合わせがあったので、その回答をこの記事でしていきます。
私自身はITコンサルタントとして活動してるので、部署の人や同期、上司の転職・職歴を知っています。
それを参考に未経験で外資系大手企業のITコンサルタントになれるか?を解説していきます。
全くの未経験の場合は採用確率はほぼ0%!!!
正直、業界も職種も全く違う人が外資系大手企業に入社するのは困難です。
たしかに外資系企業でも「ITコンサルタントのしごとが未経験でも大丈夫!」と募集記事が出ているばあいもありますが、この場合の未経験というのは、「ITコンサルタントという職種が未経験ということであり、プログラマーやSE(SIer)、社内IT担当者来てください」という意味合いです。
そのため、「ユニクロで棚卸ししていました!」とか「三菱商事で水産加工のプロジェクト進めていました!」という人は厳しいですね。
業界か職種、どちらかがITコンサルタントに関係していないと、書類選考に通る可能性もほぼゼロです。
-特に外資系はポジション採用のため厳しい
私が実際に外資IT企業を対象に転職活動をした身なのでわかるのですが、
グローバルスタンダードであるポジション採用がほとんどです。
日系企業の場合、採用は人事部門の1つの担当業務となっていますが、
外資系企業の場合、HQが直接のレポートラインになる場合が多いです。
つまり、同僚は他の国のリクルーターで、上司も他の国にいるということですね。
このように日本組織から切り離されてる場合もあるため、グローバルスタンダードのポジション採用を行っている会社が多くなります。
ポジション採用の場合は、必要な人材像が明確に存在しているため、「〇〇の製品導入経験が5年以上」など必要経験が事細かに書かれています。
「それじゃ、やっぱり未経験でITコンサルタントになるのは無理なのか・・・」
と思う人がいるからもしれませんが、そんな人でもとれる戦略がいくつかあります。
未経験者が外資系大手企業に採用され、人生を大逆転させる方法
ぶっちゃけ未経験者でダイレクトでITコンサルタントに転職する人はゼロ人です。
しかし、「え?限りなく未経験じゃん?」と思えるような人が入社してるケースがあります。
その人達がどのように潜り込んだ(採用された)か裏技的手法を書いていきます。
王道の転職手法→まずは経験を積もう!
全くの未経験の場合、まずはIT業界に潜り込むのか1番最初にやるべきことです。
そうなると、一番滑り込みやすいのは常に人材不足に喘いでいるSE(SIer)企業になります。
もちろん地雷も多いのがSIerになりますが、ITコンサルでも近い仕事はするので、まずはそこで経験を積むのが一番王道になります。
特に現場仕事とPMで実績を残した場合、外資、日系、大手、中小問わず、多くの会社がほしい人材になるのではないでしょうか?
もし外資系企業に就職したいなら、TOEICで800以上は取得しておこう
外資系企業の場合、(実際に業務で使うかどうかは別にして)TOEICなどの英語試験のスコアを考慮する傾向があります。
正直、私もTOEICのスコアは800以上なのですが、英語を使う機会は少ないですし、そもそもTOEIC800程度だと英語なんて話すことが出来ません。
ただ、リクルーターも書類選考の通過理由を上長に説明する必要があるので、
わかりやすい数字や資格を持っていると説明しやすいんですよね。
業績の良い外資大手企業の非技術部門へ潜り込む⇒その後、ITコンサルへ異動
業績の良い企業は積極的に人材採用を進めますが、その中でも一番採用数が多いのが、プロフィットセンターの雄、”営業職”です。
ITコンサル希望する人は「足を使う営業なんて・・・」と思う人もいるかもしれませんが、
ITシステムは布団販売とは違い、数カ月~数年単位で営業するので、毎日100件の電話をかける必要がある訳ではありません。
IT営業といえども基本情報技術者程度のIT知識は必要なので、
そこでITが向いているかどうかを判断、「それでももっと製品知識を深めたい!」という気持ちになったら、社内異動してITコンサルタントとしてのキャリアを進んでもよいかもしれません。
オープンポジションに登録し、企業からの”直接”募集情報を取得しよう
多くの人が転職エージェントに登録すると、募集メールが毎日、山ほど来てうんざりとするでしょう。
基本的に職種で絞って、自動メールが送られてくるので、開封するのもめんどくさくなって、メールボックスが荒れるというのはよくあることです。
実は各企業は直接申し込む場合、「今後、弊社の更新情報を受け取りますか?」というような新着の求人情報を知ることが出来ます。
大企業は通常、常にどこかのポジションで人員募集を行っています。
そのため、その最新情報を取得することが出来れば、他の応募者よりも早く応募することが出来ます。
希望会社の人に接触して、リファラルを貰って選考に進む
ほぼ全部の外資IT企業でリファラル採用を行っているところが殆どです。
TwitterやFacebookなどを通じて、その会社員に「御社の話を聞きたい」と言えばリファラルをもらえるのではないでしょうか?
多くの場合、紹介者に数十万円支払うような仕組みだが出来上がっているので。
ただ、リファラルも部長級の経験者とかでない限りは、
選考の有利にはならないので、ただ応募できるってだけですよね。
IT経験が未経験の場合はあまり意味がないかもしれません。
まとめ
まずはIT未経験の場合は、他の会社でITに関する知識を身につける必要があります。
SEやSIerの人は一通りの業務を覚えたら、TOEICなどで足切りをの食らわないスコアを取得しておきましょう。